クリスタルボウル買い付けに同行して初めて知った「音を選ぶ」ということ
2026年9月、MAMMA MIA HARUNAのバイヤーMEGUMIによるクリスタルボウルの買い付けに同行し、アメリカ・ソルトレイクを訪れました。
今回の大きな目的のひとつは、10月8日に行われる第五回 出雲大社・北島国造館 奉納演奏で使用する、432Hzと444Hz、それぞれを基準とした純正律のクリスタルボウルセットを組むこと。
私自身、これまでクリスタルボウルに触れてきましたが、実際の買い付けに同行し、自分も一緒にボウルを探す作業をしてみて、初めて分かったことがありました。
それは、「セットを組む」ということが想像していた以上に緻密で、大変な作業だということ。
一つひとつ鳴らして、1Hz未満の違いまで探していく
たくさん並んだクリスタルボウルの中から、一つひとつ実際に鳴らしていきます。
そして、耳で響きを確かめるだけではありません。
チューナーを使って周波数を計測し、1Hz未満のわずかな違いまで確認しながら、求めている音を探していきます。
「近い音があればいい」というわけではなく、一つの音が見つかれば、次はその音と美しく調和するボウルを探す。
何度も鳴らして、測って、聴き比べる。
「これかもしれない」と思っても、セットで響かせてみると違う。
また探す。
その繰り返しです。
実際に私も一緒に探したからこそ、ほんのわずかな周波数の違いの中から、ひとつのセットとして響き合うボウルを見つける難しさを身をもって感じました。
わずか2日間で、432Hzと444Hzの2セットを
今回、現地で選定できる時間は、わずか2日間。
その限られた時間の中で目指したのは、432Hzの純正律セットと444Hzの純正律セット、二つを組み上げることでした。
一緒に作業をしてみたからこそ感じたのは、バイヤーMEGUMIが積み重ねてきた経験の大きさです。
周波数の数字だけを見るのではなく、ボウルそのものの響きや個性を聴き、その音がほかのボウルと重なったときにどう響くのかを判断していく。
そして限られた時間の中で、次々と必要な音を探し出していく。
そばで見ているだけでは分からなかったことを、実際に一緒に探したことで体感しました。
「クリスタルボウルを選ぶ」ということは、「音を選ぶ」ということ。
そして、ひとつの美しい響きをつくるためには、こんなにも繊細な選定が必要なのだと知りました。
ソルトレイクから、出雲の神前へ
こうして選び抜いた432Hzと444Hzの二つの純正律セットは、海を渡って出雲へ。
2026年10月8日、第五回となる出雲大社・北島国造館 奉納演奏で、それぞれ異なる楽曲に合わせて奏でます。
今年はクリスタルボウルオーケストラに、ハンドパン、水の声、ピアノ、ヴァイオリンの4名のゲストアーティストも加わります。
ソルトレイクで一つひとつ探した音が、出雲の神聖な空間でどのように響くのか。
買い付けの過程を知っているからこそ、私自身もその瞬間をとても楽しみにしています。
そして今回の旅を通して、クリスタルボウルを手にするとき、その背景には「その一音を探し、選ぶ人がいる」ということも、皆さまにお伝えできたらと思っています。
